2021年5月6日木曜日

パルスオキシメーターを使う時にマニキュアは気にしなくて良いです。

  国家試験では、マニキュアはSpO2に影響する因子として有名なのだそうです。私が医師国家試験を受けた時に、パルスオキシメーターの問題があったかどうか、全く記憶にありません(MRIは私の学年まで出題されていなかったのは覚えています)が、看護師さんの国家試験でも出題されているようです。


 しかし、特に急変時にマニキュアをしているからと言って、それを取り除かないとパルスオキシメーターをつけられないというのでは、色々困ります。それを調べた研究がいくつかあり、結論から言えば、マニキュアは気にしなくて良いと言うことです。昔の器械は気にしなければならなかったのかも知れませんが、今の器械は大丈夫です。


 以下の論文を参考にして図を作りました。と言うか、色をつけただけですが。


 どの色でも、ほとんどマニキュアなしと差はありません。よって、緊急時は特にマニキュアを塗った人でも指で測定できます。もちろんですが、別の方法が直ぐ出来る(あるいはマニキュアを直ぐ取り除ける)のであれば、そうした方が良いでしょう。


 こちらのブログでも同じ事を書いています。少し変えてますが。

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