2022年10月25日火曜日

酸素マスクで酸素を投与した場合の吸入酸素濃度あるいはFIO2の予想

 気付いたら半年以上更新していませんでした。


先日病室で酸素を5L/分単純マスクで投与されている人がいたので、研修医の先生に聞いてみました。酸素濃度はどのぐらいですか?と。


するとえっと、、、、、、、40%位ですと言うので、どう言う計算か聞いたら、8×5=40と聞いたことがない計算式を言われたのでびっくり。

通常は20+4×酸素流量(経鼻カニューラでも同じ)と思っていたので。こちらの計算でも5Lの場合には同じですが。


根拠を聞いてみたら、国家試験の対策本にそう書いてあった記憶があるとのことでした。調べてみたのですが、8×酸素流量という計算式は載っていませんでしたが、こちらの酸素療法ガイドラインという資料の37ページにそのぐらいの濃度だという事が書かれていました。



グラフを作ってみましたが、4L以下で酸素マスクを使うことはない(二酸化炭素が貯留するので避けるべきとされています)ので、5L以上を見ると、経鼻での予測より高くなっていますが、まあ良いんではないかと思います。

根拠となった文献は、色々調べるとこちらの文献のようですが、8×流量はもちろん、だいたいそのぐらいだと言う事すら書かれていないように思うのですが、どなたか英語の得意な方お願いします!

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