血液ガスのデータは色々な略号で記載されています。今回はこれについて学びましょう。
最初の英語はどのようなデータかということで、これは大文字で書きます。
P Pressure 分圧
S Saturation 飽和度
C Content 含有量
他にもあるかも知れませんが、取りあえず三つだけ。つまり、酸素に関して言えば、PaO2とSaO2とCaO2があると言うことです。これらの区別はまた勉強しましょう。
次の英語は、どの部位のデータかと言うことで、小さい字で書きます。大文字のこともあるので、小さい字という表現になります。大文字は気体、小文字は液体のようです。
a artery 動脈血
A alveolar 肺胞
v vein 静脈血
P percutaneous 経皮的に(パルスオキシメーターによって)測定した動脈血(が多いと思います)このPを大文字にすべきか、小文字のpにすべきかについては今調査中です。
他にも色々ありますが今回は必要ないので省略します。静脈血のvは小文字だとは知りませんでした(T_T)。
次の文字は、測定した気体の種類です。
O2 酸素
CO2 二酸化炭素
窒素などもあるのでしょうが、この二つ以外あまり出てきませんね。
よって、SPO2とかpO2とかは、この基準に従えば誤りだと言うことになります。
よく出てくるデータは以下のようになります。
PaO2 動脈血酸素分圧
PaCO2 動脈血二酸化炭素分圧
SaO2 動脈血酸素飽和度
SpO2 経皮的に測定した動脈血酸素飽和度
こちらのブログにも解説していますので、良かったらご覧ください。
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