2017年10月31日火曜日

血液ガスの記号について

血液ガスのデータは色々な略号で記載されています。今回はこれについて学びましょう。

最初の英語はどのようなデータかということで、これは大文字で書きます。

P Pressure 分圧
S Saturation 飽和度
C Content 含有量

他にもあるかも知れませんが、取りあえず三つだけ。つまり、酸素に関して言えば、PaO2とSaO2とCaO2があると言うことです。これらの区別はまた勉強しましょう。

次の英語は、どの部位のデータかと言うことで、小さい字で書きます。大文字のこともあるので、小さい字という表現になります。大文字は気体、小文字は液体のようです。

a artery 動脈血
A alveolar 肺胞
v vein 静脈血
P percutaneous 経皮的に(パルスオキシメーターによって)測定した動脈血(が多いと思います)このPを大文字にすべきか、小文字のpにすべきかについては今調査中です。

他にも色々ありますが今回は必要ないので省略します。静脈血のvは小文字だとは知りませんでした(T_T)。

次の文字は、測定した気体の種類です。

O2 酸素
CO2 二酸化炭素

窒素などもあるのでしょうが、この二つ以外あまり出てきませんね。

よって、SPO2とかpO2とかは、この基準に従えば誤りだと言うことになります。

よく出てくるデータは以下のようになります。

PaO2 動脈血酸素分圧
PaCO2 動脈血二酸化炭素分圧
SaO2 動脈血酸素飽和度
SpO2 経皮的に測定した動脈血酸素飽和度

こちらのブログにも解説していますので、良かったらご覧ください。

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