検査データは疑ってかかると言うのが医療の原則です。おかしな値が出たら、あれ?検査のミス(色々な意味で)ではないか?!と考える癖をつけましょう。異常ではないか?と感じる為には、検査結果は予想しておく必要があります。例えば、PaO2は100 mmHgはあるよねとかです。
血液ガスであれば、採血した血液の色でPaO2が予想できます。採血した血液は赤い良い色をしていたのに、PaO2が50 mmHg何て値が出たら、何かがおかしいと思わなければなりません。
SpO2の値からも予想できます。SpO2が98%なのに、PaO2がやはり50 mmHgたったら変です。
その場合、最初に疑うべきは、検体違いです。違う患者さんの結果が入力されたのではないか?と言う事です。今の時代バーコードなどで行いますから、頻度は低いのでしょうが、バーコードのシールを違う患者さんに貼ってしまったとか、考慮する必要はあるでしょう。
さて、今回は白血球についてです。白血球が異常に高い(白血病など)場合には、血液ガスでPaO2が異常に低くなってしまう場合があるそうです。白血球が注射器の中で酸素を使ってしまうと言うことですね。その場合には、検体を冷やして検査室に持って行くことと、直ぐに検査してもらうことが大切です。
再確認ですが、異常な値が出たと思えるためには、きっとこれぐらいの値が出るだろうと思っていなければいけません。最初はそうはいかないでしょうが、その訓練を毎回地道に続けることが大切です。
プライベートでも、色々予測して行動していますよね。愛の告白をする場合だって、きっとOKしてくれるだろうと思ってするわけですよね。きっとダメだろうと思っても、ダメ元で!と言う場合には、OKしてくれたらかなり嬉しいのは、結果を予想しているからですね。
皆で頑張りましょう。
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